念願の「CMS 箱推し学習会」やりました!CMS Fun 第1回勉強会開催

昨年の10月にふと思い立った「CMS箱推し学習会」。
▶CMS“箱推し”学習会なんでどう?(2014年10月10日投稿)
https://gori-log.info/2014/10/10/cms-hakooshi/

そこから約4ヶ月。いろんな方々の協力を得ながら開催にこぎつけたCMS Fun学習会。
第1回目として「新しいCMSに挑戦しよう!」を2月21日(土)に、ベースキャンプ名古屋さんで開催しました。
基調講演と7つのCMSを紹介するこの勉強会は4時間を超える長丁場!
その内容については、CMS Funのサイトの方に、当日のスライドや映像へのリンクを貼ったページを作りましたので、そちらを見てください(進行で精一杯で写真取ることやメモとる余裕なかったので)。
▶CMS Fun Nagoya
http://www.cmsfun.org/12452125051253112488.html

事前の申込で41名の申込がありました(当初は35人くらいを想定してた)。で当日ドタキャンになった人が1名いましたが、申込忘れてましたって人も1名いて、結局予定通りの41人。もう席は全部埋まった感じです。
特に大がかりに宣伝をしたわけではないですが、告知期間が長かったこともあり、じわじわと参加者が増えていき年末で20人を超えてました。こういう複数のCMSを一度に見る機会へのニーズはあるんだなぁと思いました。
特に今回は一度に7つのCMSを見ることになります。こういうの少ないですよね。参加者アンケートでも「お腹いっぱいでした」という感想もありました。ちなみにアンケートの回収率は78%でした。ちょっと驚異的?
ここにも関心の高さや、今後のCMS Funへの期待を感じました。

個人的に印象に残った話しをいくつか…

藤田さんの「これからのWebサイト運用で期待されることとCMS」では、CMSは文字踊りコンテンツの管理に集中し、見え方はJavaScriptなどで制御していく方向、特にユーザがリピーターかどうか、どんなことに関心を持っているのかに合わせて柔軟に見え方を変えていくというのは、すぐにどうこうという話ではないかもしれませんが、今後確実にトレンド化してくるだろうなぁと思いました。他でも同様な方向性をCMSの今後の課題としてあげられている方も多いですし。

WordPressのサイトをconcrete5にコンバートするツールの開発表明があったり、2015年の夏を目処にSeezooが再びオープンソース化する(させる)という表明もありました。発表順がconcrete5→Seezooの順だったので、最初から重大発表が2つ続き、ちょっとびっくり。concrete5は140Pを超えるスライドをキッチリ20分で収めてましたね。さすがでした。最近注目が集まっているCMSですし、今後が楽しみです。

Seezooは、いつの間にかオープンソースでなくなっていて「なんでだろ?」と思っていましたが、そこら辺の経緯も詳しくお話しをしていただけました。ライセンスが「GPLからMITに変わる」っていう話しを聞いて、心の奥底で「い●●ぁ」って思ったのは内緒です。CMSを開発する中心メンバーは、やはり強烈なキャラクターの持ち主というか、バイタリティーの塊のような人が必要なんだろうなというのも、安藤さんの話しを聞いていて思いました(懇親会でも席が一緒になり、その想いはさらに確実なものに)。

WordPressの話しをしていただいた野末さんは、今回スピーカーデビューということでしたが、もう最初からベテランの雰囲気。仕込んだ笑いのネタも確実に受けてましたね。今回は私が、あえて野末さんにお願いをしたので、うまく行って一安心。これでまたスピーカー陣が充実しますね。ああ、プロジェクターの色再現が、もっとよいとよかったのにね(一部の人にしかわからない話)。

a-blog cmsは当日までに2.2の開発が完了していなかったことを、山本さんも悔やんでおられましたが、私の知っているa-blog cmsとは大きく趣が変わっているというか、便利な機能が追加されモダンなCMSになってるなぁって思いました。Seezooとa-blog cmsは名古屋発のCMSであり、頑張って欲しいです。
1社でCMSを継続的に開発するっていうのは大変だと思います。a-blog cmsは着実にユーザ数も伸びているようで、今後はオープンソースだとセキュリティとか不安と思うことがある企業ユーザー、とくに中小よりちょっと大きい所にも食い込んでいけるんじゃないかなぁって思いました。

Jimdoは、インストール型ではないけれど、Jimdoのエキスパートである野崎さんが名古屋の方なので、あえて登壇していただきました。一般のユーザさん向けではなく、制作者向けに話しをされることは、ほぼ初めてだそうで、話していただいてよかったと思います。
インストール型でないCMSってのもアリですし、WordPressもMovableTypeもそういうサービス建ててますし、concrete5も準備しているそうです。
特に「Jimdoらしくないサイト」の事例を見せて頂きましたが「え?これ本当にJimdoで?」っていう感じでした。いわゆる「Jimdoっぽい」サイトばかりを今まで見てたんですね。個人的にはブログ機能が充実されると、仕事で使いやすくなるかなぁって思ってますが、あそこまで出来るんだったいうのは新鮮でした。

MovableTypeは懐かしかったです(笑)。
でも、もう私が知っているMovableTypeでもないという感じでした。固定ページ的なものができるようになったのは、どのバージョンからなんだろう?また同じサーバ内であれば、ドメインが違っても複数のサイトを管理できるとか(これは前から?)、上位版では複数のサーバにまたがってサイトを管理できるとか、エンタープライズにも対応できる感じですね。
ライセンス料は、ずっと5万だと思ってたんですが、いまは9万なんですね。
「MovableTypeでっていうお客さんは最初からお金を払うつもりのお客様が多い」という話は印象的でした。なるほどなぁと想いました。

Novius OSは、この勉強会を準備する中で初めて知ったCMSで、まずは読み方からして??でしたが「ノヴィス」と読むらしいです。なんという単位で呼んでいたかは覚えてないんですが、モジュール単位でコンテンツを管理して、異なるモジュールの組み合わせでページを構成する(あってる?)というのは斬新でした。XMLとかJSONで書きだすことも可能で、ブラウザでURLの末尾の拡張子を変えると、すぐにXMLやJSONの内容に切り替わるのを見て、ちょっとびっくり。
複数デバイスだけでなく、異なるシステムなどに組み込む場合など力を発揮する感じですし、今後ほかのCMSでも、そういう方向性は出てくるんだろうなと思いました。

ひとつのCMSにつき25分という制限だったので、みんな時間が足りずに消化不良になるかなと危惧してましたが、熟練(?)のスピーカー陣で、どなたも時間を超過せずぴったり時間内に収めておられました。しかも内容も絞られ、わかりやすくまとまっていました。しかし7本も聞くと「お腹いっぱい」な感じですが、とても刺激的でした。

参加された方も同じように「刺激的だった」と思ってもらえればうれしいです。
また、ひとつでも新しいCMSに取り組みきっかけになっていただけると、いいなぁと思いました。

2回目以降どうするかは、アンケートを集計した上で、また考えてゆきます。
ただ、大規模なイベントを打とうとした場合に、時期を選べば格安で好条件な会場を借りられる可能性があることがわかりましたので、そっちの方向も少し時間をかけて考えていきたいです。

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