お名前.comでは.orgドメインのWhois代行公開ができなかった件

とあるユニークなtwitterアカウントを持っている人が、そのアカウントを乗っ取ろうとする人達から、どんな策動を受けたかというレポート記事を読んだとき、その人が持っている独自ドメインのWhois情報から個人情報を入手されていたという記述がありました。
仕事上では、企業や団体のドメインの取得代行をしているので、Whois情報に個人情報が掲載されているという感覚は少なかったのですが、個人で取得しているドメインが三つあることを思い出しました。

一個は、さくらインターネットでサーバを借りたときに同時に取得した汎用JPドメインでWhois情報を見たら、さくらインターネットが代行公開をしていて個人情報は掲載されていませんでしたが、残り二つは、お名前.comで取得した.orgと.nagoyaのドメインで、.nagoyaの方は代行公開の設定になっていたのですが、.orgドメインの方は、そうなっていませんでした。
試しにWhois検索をかけると、恐ろしいことに住所や電話番号まで表示されます。

慌てて代行公開の設定をしようと思って管理画面にログインしました。申し込み画面には行けるんですが、該当のドメインを選択するチェックボックスがグレーアウトして選べません。
もしかしてと思いググッてみたら案の定、お名前.comでは.orgドメインのWhois代行公開はできないということがわかりました。
以前は可能だったようで、お金を払えばできるようになるという情報もありましたが、その金額はドメインの維持費と同じくらいの金額です。しかも今はそれもできないのか、管理画面のどこを探しても有料オプションの画面を見つけられませんでしたし、Whois代行公開できるドメインの一覧でも.orgは✕になっていることを確認しました。もともと、お名前.comは安いから使っていただけで、しつこい宣伝メールや、管理画面にすらポップアップで広告を出すのに辟易としていたので、この際、移管してしまうことにしました。

そこで、なるべく安く.orgドメインでもWhois代行公開をしてくれるところを探しはじめたところ、各レジストラのサービスをまとめているサイトではOKになっていても、レジストラのサイトにいくと「.orgはできません」ってなっていたのもありました(なんで.orgだけできなくなっているところが多いんでしょう?)。
いくつか調べていくうちに、どうもXdomainができそうだとわかりました。念のためメールで問い合わせると、すべてのドメインに対して無料でWhois代行公開を提供するという返事。それではということで早速移管手続きを取りました。
申し込んだのが土曜日でしたが、移管が終わったのが水曜日。5日間かかりましたが無事、Whoisで私の個人情報が晒されることはなくなりました。

WEBを生業の一部にしている私が、こういう基本的な部分で今まで気づいていなかったことは、お恥ずかしい限りですが、もし個人でドメインを所得されている方がおられましたら、いちどWhois検索してみて自分の個人情報が公開されてしまってないか確かめられるとよいのではと思います。

カテゴリー: WEB

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