IIJmioの繰越ルール

格安SIMサービスの中でも、私がIIJmioが好きな理由は容量制限のない(クーポンを消費しない)低速通信(200Kbps)で通信するか、クーポンを利用した高速通信をするのかをユーザが専用アプリで選べるところです。

通常のSIMだと月々のデータ容量が決められていて、それを使い切ると低速通信になり、有料でデータ容量を追加しないと高速通信に戻りません。特に高速な通信を必要としない時は低速通信でクーポンを節約できるのがIIJmioのよいところでもあります。
しかも、その月に使い切れなかったクーポン(データ容量)は、翌月に繰り越せます。

私の場合、月3GBのクーポンが与えられるコースなので、その月に2GBのクーポンを消費した場合は1GBが翌月に繰り越され、翌月に付与される3GBのクーポンと合わせて4GBのクーポンを手にした状態で新しい月が始まります。
問題は、繰り越されたクーポンはいつまで有効なのか、クーポンを使用した場合は繰り越された方から消費されるのか、新たに付与されたクーポンから消費されるかです。

ここがよくわかんなかったのでIIJmioに問い合わせました。その結果、繰越に関するルールは下記のようなものだという返事がありました。

  1. クーポンは発行された翌月末までが有効期限
  2. クーポンの有効期限が近いものから使われる

ということは、例えば前月から1GB繰り越された場合、新規付与3GB合わせて4GBのクーポンを手にします。その月に2GBクーポンを使ったとすると繰越分1GBと、新規付与分1GBが使われて、新規付与分3GBから1GBを差し引いた2GB分が繰り越され、翌月は5GB分のクーポンを手にすることになります。
この5GB手にした月に同じように2GB使ったとすると繰越分でまかなえるので、次の月には新規付与分として与えられた3GBは、そのまま手付かずのまま繰り越されて6GBでスタートすることになります。
ただクーポンは発行月の翌月末までなので、6GBでスタートして2GB使ったとしても繰越3GBから2GBを引いた1GBは翌月には繰り越されず消失し、当月分の3GBだけが繰り越されます。それでも翌月のクーポンは6GBなんですけど。

最初の月を低速通信で乗り切り、まるまる3GBを翌月に繰越せば毎月6GBからスタートできます(もちろん当月のクーポン使用量が3GB以内でないといけませんが)。仮に調子に乗って月3GB以上使っても、繰越分から使われていくので翌月には結構な繰越がされます。

月3GBというと少ないと思われるかもしれませんが、低速通信をうまく使って一度クーポンをたくさん繰り越すことに成功すれば、あとはそんなにデータ容量を気にしないで高速通信を使える状態になるように思います。もちろん月に5GBも6GBも使ったら元も子もないですが、もともと自分の使い方であれば月3GB未満に収まるので、最初の月だけ低速通信で翌月に2.7GB繰り越したので、余裕のクーポンをゲットできました。

格安SIMは料金や、通信速度や安定性など様々なポイントがありますが、IIJmioのように通信速度の切り替えをユーザができて、通信容量を翌月まで繰り越せるというのは大きなポイントだと思います

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