WordFes Nagoyaというフォーマットの意義

毎年恒例の東海地区最大のWordPress関連のカンファレンス「WordFes Nagoya 2015」が今年も8/29に開催されました。
今年も、副実行委員長として、直接的にはサポーター担当、分野的には受付(事前・当日両方)、会計、渉外、印刷などを分担しました。
事前準備も当日も裏方専門なので、セッションの中身とかは感想をかけないので、運営側視点での話にしかならないので、ご容赦を。

まず今年、いちばん印象に残ったのは「WordFes Nagoya」の運営が、ひとつのフォーマットとして確立してきており、かつ新しい発展をしてきているなぁと実感したことでした。このブログの「WordFesの作り方」というカテゴリー内に6回に分けて「WordFesの作り方」という記事を書いています。
http://tinyurl.com/kalplgt
そこでまとめてきた手法が、今年は最初からきっちりと踏襲されて運営され、いまだかつてなく順調に開催できたのが「WordFes Nagoya 2015」でした。
運営パターンが確立するとういことはいいことである反面、メンバーが固定し柔軟に対応できなくなる危険性もはらんでいます。
しかし今年は、特に会場の飾り付けを行う「デコレーション担当」というのが新たに出来て、そこにはここ1~2年でWordBenchに参加してきてくれた新しいメンバーが中心になって取り組んでくれました。
今まで、会場の飾り付けも独自にリソースを割いてやりたいなぁと思いつつ、割けるリソースがなく諦めていましたが、今年は委員長のナイスなイニシアチブのもとに、そういう盛り上がりが産まれて、取り組んだ人も「文化祭の準備みたいで楽しかった」と言ってくれて、とてもよかったと思います。

ここすごく大事なポイントだと思うんです。
ともすると年に一度のイベントをメインに考えがちなんですけど、やはりイベントを行ったら日常的なコミュニティ、具体的にはWordBenchに参加し関わる人が増えていくことが大事だと思うんです。「WordFesのためにBenchがある」んじゃなくて「WordBenchのためにWordFesがある」んだと思うんです。
実際、WordFesの実行委員として頑張ってくれているメンバーは一昨年・昨年のFesに参加しBenchに来るようになった人が多いですし、昨年のFesが終わりFes後の最初の学習会となった10月のBenchからは、参加人数が倍くらいに跳ね上がりました。それ以降毎回30人前後の参加で、新しい人も毎回いるような感じです。

東京や関西では地域も広いため、Campに関わるBenchも複数あり、直接Benchへの参加に繋げるためには、一工夫いるんだろうと推測しますが、名古屋はFesを開催する母体のBenchは1個だけなので、Fesでの広がりがBenchの活性化に直接結びつきやすいという特徴もあります。
Benchに参加してくれる人の多くは、Fesにも参加しており、共通の「体験」を持っていることから、より結びつきが強まる傾向もあるように思います。

もともとの規模が200人前後で、宿泊もあるという特徴的なカンファレンスであり、毎年実行委員を含めて「スクラップ&ビルド」をしなくてよい状態にあるのは、とても幸運だと思います。
その過程で「WordFes Nagoya」というフォーマットが培われてきたことも、とても大事なことだと思います。
ある程度確立したフォーマットがあるからこそ、新しい人が来ても役割を割り振り易いですし、すでにいろんなノウハウを持った「ベテラン実行委員」がいるので、わからないことは、そこに相談していけば回り道をしなくて済むわけです。
ただ「ベテラン実行委員」が口うるさいと、新しい人が萎縮してしまうので、そこは気をつけないといけません(あ、自戒を込めて書いてます)。いちばん大事な運営のポイントは、ここにあるのかもしれません。
誰にどういう場で活躍してもらうのか、それをいつも考えていかないといけません。

このフォーマットをベースにしながら、新しい人を巻き込み、より充実したWordBench Nagoyaを継続・活性化させて来年のFesに繋げたいと思います。

ひとつだけ気がかりなことがあるのは、もう5年もお世話になっている宿泊施設である「南浜荘」の運営会社が来年変わるということです。実は去年から南知多市の直接運営から、民間に運営が委託されていたのですが、中身としては南知多市が直接運営しているころと、ほとんど変わりませんでした。しかし来年、運営会社が変わって大きな方針変更があって、もし毎年お願いしている「一棟借り」という方式がとれなくなると、WordFes Nagoyaの特徴である「宿泊」ができなくなる可能性もあります。
そうならないことを切に願うばかりですが、なんとか名古屋のイベントの魅力である「宿泊」を続けていこうと思います。

あ、サポーター関連の話も書こうかなと思いましたが、長くなるので別の機会に(^^)
書けるかどうか、ちょっと不安ですけど…

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