Pulse CMS(ページとブロック編)

インストールが無事済んだので、管理画面にログインしてみます。
ログインすると、この画面で日本語化もできています。なんかとってもシンプルですね。きっと詳細画面とかあって、もっと細かく設定できるんじゃないかと、いろいろ探しましたが、どうもそうではなさそうです。本当にこれだけのシンプルな画面のようです。

%e7%ae%a1%e7%90%86%e7%94%bb%e9%9d%a2%ef%bc%88%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%ef%bc%89まずは、この管理画面から、どういう構造になっているのかを把握したいと思います。
あれこれやっているうちに、どうもPulse CMSではページとブロックというのがポイントのようだとわかってきました。

ページファイルの役割

Webサイトというのは、一意のURLで指定されるWebページの集合体であるといえます。管理画面で「ページ」フォルダを開くと、最初にインストールされるサイトに必要なページが揃っています。どうもここでページを追加したり削除したりする仕組みのようです。
ページを追加するには、「新規」ボタンを押すと次のような画面になります。

%e6%96%b0%e8%a6%8f%e4%bd%9c%e6%88%90ここで名前を決めて作成するのですが、例えば「abcd.txt」と拡張子をつければテキストファイルが、拡張子をつけずに「abcd」とだけ入れれば「abcd」というフォルダができるという仕組みのようです。こういう画面やUIに頼らない簡単なルールで機能を使い分けるの嫌いじゃないです。
この場合、ファイル名やフォルダ名はURLに反映するというか、ここのファイル名やフォルダ名が、そのページのURLそのものを決めることになるので、日本語のファイル名やフォルダ名は避けておいた方がよさそうです。
実体としてはつけた名前でテキストファイルが生成され保存されます。

では管理画面で、ページのどれかを開いてみましょう。
これがWordPressとかだったら、開いた画面にはコンテンツを入力するエリアとか、カテゴリーを決めるエリアとかが並んでいると思いますが、ちょっと意外なほどそっけない画面が開きます。

about大きなグレーの枠と、グレーの枠の上にある「Meta」のボタンを押すと表示される、ページのタイトルとディスクリプションを入力するところがあるだけです。

about_metaじゃぁページ内にコンテンツをどうやって追加するのでしょうか?
グレーの枠の中にHTMLで直接記述すれば、そのまま反映をするようですが、それだけなんでしょうか?デフォルトテーマで「about」ページを開くと、グレーの枠には下記のようなHTMLコードが書いてあります。

<h1>About Us</h1>
<div class=”units-row”>
<div class=”unit-35″>
{{block:about/about-left}}
</div>
<div class=”unit-65″>
{{block:about/about-right}}
</div>
</div>

<h1>About Us</h1>は、ページのタイトルですが、その下には「unit-35」と「unit-65」というクラス名のついたブロックが続きます。
これは名前からすると、横幅35%と65%のエリアって感じですが、実際にテーマの中にあるCSSで確認すると、unitで始まるクラスは100、90、80、75、70、66、65、60、50、40、35、33、30、25、20、10 の16個あるようです。この組み合わせで、横に2列や3列のレイアウトを実現できるようになっているようです。

そのエリアの中に

{{block:about/about-left}}

のようなタグが入っています。これはHTMLではないですね。これがPulse CMS独自のタグになります。独自タグにはいろんな種類があるようですが、これは「about-left」というブロックを読み込みなさいというタグのようです。

要するに、Pulse CMSではページファイルで、該当ページのレイアウトを決めて、書き換わることのない要素やコンテンツを記載し、書き換えを行うコンテンツ部分は別のブロックファイルに記載し、それを読み込み表示する、コンテンツ部分の書き換えは、ページファイルではなく、ブロックファイルを書き換えるようにしているようです。

ブロックファイルの役割

では、読み込むブロックファイルは、どこにあるのか。
それは先の管理画面中にあった「ブロック」フォルダの下にあるわけです。
aboutページでいうと、about-leftとabout-rightという2つのブロックを読み込んでいますが、これはブロックフォルダの下に「about」というフォルダがあって、その下にabout-left.txtとabout-right.txtというファイルがあります。実体としても同じ名前のテキストファイルが生成されています。
では管理画面で、ブロックファイルを開いてみます。
試しに「about-left」ブロックを開くと以下のようになります。
%e3%83%96%e3%83%ad%e3%83%83%e3%82%afやっと普通のCMSのような画面になりました(笑)。
ここで入力した内容がブロックファイルとして保存され、読み込み指定された箇所に読み込まれて表示されるようです。
WYSIWYGエディタがついていますが、いちばん左の <> のマークをクリックするとHTMLコードで入力できるようになります。WordPressでいう「ビジュアル」と「テキスト」の切り替えができるようなものですね。

ページファイルに読み込ませる場合、その場所を正確に指定してやらないといけませんが、ブロックページ画面で「保存」ボタンの下の方に「Embed Tag」の部分に、読み込み先にどのようなタグとして記述すればいいのかが表示されますので、それをページファイルにコピペすればいいようになっています。

%e3%82%a8%e3%83%b3%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88

日常的には、ブロックフォルダにアクセスし、書き換えたい箇所を書き換えていけばいいということになります。
ただ欲を言うと、ブロックファイルは実体としてのファイル名とは別に、別名を持てるようになるといいなぁと思いました。アルファベットだと、あとでわかんなくなることもあると思うので、各ブロックファイルには別名を持たせることができ、管理画面の中では「ファイル名で表示」「別名で表示」が選べるようになるといいなぁと。そうすれば「アバウトページの左」など、わかりやすい名前で表示管理できるようになるからです。

Pulse CMSのページとブロックについて、このような理解で正しいのかどうか不安ですが(汗)、とりあえずこの理解で、なんとか基本的な作り込みはできるようになりました。

タグの詳しいところや、テーマファイルの作り込みとか、次からはそういうのに挑戦していきたいです。

Pulse CMS(ページとブロック編)” への2件のフィードバック

  1. 詳しい解説をありがとうございます!
    ブロックファイルの名前ですが、日本語のファイル名で管理することが可能ですよ♪

  2. コメントありがとうございます。
    ブロック名を日本語でつけて保存はできますが、いったん編集画面を閉じてしまうと、管理画面から日本語部分が消えてしまいませんか?
    例えば「日本語.txt」でブロックを作った場合、サーバ上には「日本語.txt」というファイルが存在していますが、管理画面のリストには
    「.txt」って表示されるだけです。何か設定が必要ですか?

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