一度作ったPulse CMSのサイトを、違うサーバに移すのと、ログインURLの変更をしてみましたので、その一連の話を…
あっけなく簡単に移転
実はCMS Fun Nagoyaという、いろんなCMSを勉強しようという学習会コミュニティを運営しています(最近は休止中な感じですが)。その勉強会コミュティのサイトは、参加しているメンバーが使っている特定のCMSに偏らないようにウェブサイトビルダーサービスであるWeeblyで作ってました。もちろん非営利のコミュニティなので、Weeblyの有料プランの費用は私の個人負担です。他に個人で借りているサーバ(ネットオウルのミニバード)もあり、そこがマルチドメイン可能なので、そこで運用できればWeeblyを解約できるなぁと前々から思っていました。なのでPulse CMSを知ったときは「あ、これでいいんじゃないか?」と思ったのです。
とりあえず他のメンバーはPulse CMSを使っていませんし、これを使っても「偏っている」とは言われないと思いますし(笑)。
で、とりあえずミニバードのサーバにPulse CMSの検証用マルチドメインサーバを作って動くことを確認し、CMS Fun Nagoya用のサーバをさらに作りドメイン(cmsfun.org)を割り当て直すことにしました。
Pulse CMSはデータベース不要ですし、最初のインストールもアップロードしたたけでパーミッションの変更も必要なかったので、検証用のサーバで作ったサイトを丸ごとダウンロードしてアップしなおせば、それでOKだと踏んだわけです。
ということで、そうしてみたんですが、なぜかアクセスしても真っ白…。なんでだ?
え?環境的にまずかったっけ?と思ってPulse CMSの動作環境チェックプログラムであるreqs.phpを走らせてみました。するとPHPのバージョンが5.1.6だという表示が…。これが原因だと思って5.6.22に変更したら無事表示され、そのまま検証環境で作ったままのサイトが動きました。メールフォームも大丈夫。そういえば検証用サーバでは最初からPHPのバージョン5.6.22にしてました。それを除けば、あっけないほど簡単に移転できました。
ログインURLの変更
Pulse CMSのよいところはデーターベースを使わないので、データベースのセキュリティホールや脆弱性を心配する必要がないところです。
でも管理画面へのログインアカウントが知られてしまえば、改ざんされ放題になってしまいます(笑)。これはどんなCMSでも同じです。
Pulse CMSの場合はデフォルトでは公開URLの下に /admin と入れると管理画面へのログイン画面が出てきます。このままだと普通に管理画面の在り処は公開しているのと同じです。
ID入力はなくパスワードだけでログインするので、パスワードが破られたら終わりです。
会社でWordPressのサイトをお仕事として受ける場合、ログイン画面のURLはプラグインを使って変更させています。同じようなことがPulse CMSでもできないか…。
実はconfig.phpを見てたときに、最初に管理プログラムのあるフォルダ(ディレクトリ)の名前を指定する箇所があります。ひょっとして、このフォルダの名前を、わかりにくいのに変えて、config.phpでフォルダ(ディレクトリ)名を指定してやれば、任意の管理画面へのURLが作れるんじゃないかと思ってました。
で、早速試してみました。結果はビンゴ!
管理プログラムのある admin フォルダの名前を hogehoge にして、config.phpで管理プログラムへのパスを /hogehoge にしてアップロードしたら、公開URLのあとに/hogehoge で管理画面へのログイン画面が表示されて、パスワードを入れたらログイン完了。あとは普通に使えました。
これならWordPressのようにプラグインもいらないし、任意のURLに変更できます。ちょっと複雑なURLでも、ブックマークしとけばいいわけで…。これなら複雑なパスワードと合わせて二重に防御できることになり、ますます安心です。
Pulse CMSに関する日本語ブログが開設されました
ということで(どういうことで?)、このブログの原稿を書いていたら、Pulseコミュニティマネージャー&エバンジェリストの、りえさんから「Pulse CMS Fun Pulse CMSのTipsを日本語で紹介するブログ」が開設されたとのお知らせが!
おおーいよいよ本家が動きはじめましたねー。
正確な情報は、そっちに任せて(オイオイ…笑)、私はろくにPHPはおろかHTMLもCSSもかけないユーザ目線で使い勝手や、見つけたTipsなんかを書いていこうと思います。