Pulse CMSはWordPressではない-Pulse CMS Meetupで感じた気づき

2016年11月19日(土)に、大阪で開催されたPulse CMS Meetupに参加してきました。
いちおう、Pulse CMSは自分で触っていたので大筋はわかっていましたが、より詳細な情報が欲しかったのと、Pulse CMSを開発・提供している人たちとのお近づきになり、名古屋でPulse CMSの勉強会を開催するための仕込みをしようと思って行ってきました。img_20161119_141233558

Meetupの概要

まずはPulse CMSエバンジェリストでありコミュニティーマネージャーの瀬口理恵さんがスライドとデモでPulse CMSについて説明してくださいました。

瀬口さん、ご自身がMeetupの様子をレポートされているので、そちらも参考に。
懇親会はセミナー会場で、そのままピザパーティをしました。Pulse CMSらしく、軽快でフレンドリーな楽しい懇親会でした。

img_20161119_171426915

後半は実際にPulse CMSをサーバにアップロードしてインストールし、実際に触ってみるというワークショップの予定でしたが、ちょとハプニングにハプニングが重なり、ワークショップ的なことがちょっとできませんでした。なので実際にインストールできた人もいましたが、急遽「なんでも質問会」的な展開に…。
あ、事例紹介ってことで、私が作ったCMS Fun Nagoyaのサイトも紹介させていただきました。
「なんでも質問会」で出た質問や要望を聞きながら、ちょっと感じたことがありました。

Pulse CMSはWordPressではないということ

出てきた質問や要望は、「Googleのサイト内検索に頼らず自力でサイト内検索はできないのか?」「複数のブログは持てるのか」「ブログにカテゴリーは設定できるのか」「ブログの記事数はどれぐらいまで可能なのか」などでした。
これを聞いて率直に思ったのは「そういう場合は、それらをPulse CMSに求めるんじゃなく、最初からWordPressで作ればいいって事にならない?」ということでした。
要望が間違っているわけではありません。確かにPulse CMSのシンプルさや軽快さを失わないのであれば、実装していけばいいわけですが、いろいろ要望を取り入れて重厚長大になってしまいデータベースさえいらないシンプルで軽快なCMSとしての特徴を失ってしまったら本末転倒だと思ったのです。

Pulse CMSが向いているのは中規模よりも、もっと小さい小規模なサイトだと思うんです。普通だったらJimdoやペライチで作ることになりそうな規模や内容のサイトです。
ページ数でも10ページくらいでしょうか?そういうサイトに果たして「全文検索機能」は必要でしょうか?そういうサイトに複数のブログが必要でしょうか?
カテゴリーは必要かもしれませんね、ブログの記事数も多くなって処理が重くなるようであれば、どれくらいがリミットかも知りたいですよね。
そういうのを考えていくと、とにかく高機能化を目的としてしまうと「データベースの必要のないプチWordPress」になってしまうんじゃないかと思ったんです。で、挙句の果てに「だったらWordPressでよくない?」って結論に行き着いてしまうのではと…
Pulse CMSが向いているサイトを構築するのに必要な機能や改善は何なのかを忘れてしまってはいけないなぁと、開発している人間でもないのに思ってしまったのです。

静的サイトにPulse CMSを組み込むくらいの感じ?

普通はサイトの要件に合わせてCMSを選びますが、Pulse CMSはむしろ「静的HTMLでサイトを作るが、一部分だけはブラウザで直せるようにしたい、シンプルなものでいいんで簡単なブログくらいは欲しい…」というような要望があったときに、じゃぁPulse CMSを組み込みましょうか…くらいの感覚でもいいのかなと。
Pulse CMSは、とにかく普通にHTMLとCSSでファイルを作り、どこをPulse CMSが書き換える可変領域なのかを指定すればテンプレートにできるという自由度が高い設計になっています。概念的にはそうということだけではなく、実際にもHTMLファイルに1行のPHPのコードを書き加えて拡張子を.htmlから.phpにすればいいだけです。

いずれにしてもPulse CMSのシンプルさ、軽快さ、サーバ要件の低さなどのメリットを失わないような機能強化がされていくことが必要ですし、私たちが要望を出すときもPulse CMSの良さを失うことに繋がってしまわないかという点についても考えた上で要望を出していくことが大事かなぁと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください